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当風
「当風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
当風の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
によって長く伝えられるだろう。 今の穂高連峰――昨年私が穂高を縦走したときは相
当風雨も強かったが、大変道がよくなっていたので無事縦走することができた。夜中には....
「白い道」より 著者:徳永直
が、絽羽織などひっかけている。彼女は――頭髪に白いバラのかんざしをさして、赤い弁
当風呂敷を胸におしつけている――それきりしか三吉には見定められなかった。 「こっ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
し、今飛び出して来た姿を見ると、足にはいつもの馬子草鞋を穿き、背中には、粟飯の弁
当風呂敷を背負って、尻きり着物一枚、どう眺めても、侍の子ではない、蛙の子の旅立ち....
「文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
決らぬらしい。も一人は阿部知二である。之は一旦主知主義という交通整理に成功し、相
当風格が定まったと見えたが、この頃又彼の印象はなぜか一斉に色めき立って来たので、....