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当麻寺
「当麻寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
当麻寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
其だけに、常の優柔不断な心癖は、益々つのるばかりであった。 寺々の知音に寄せて、
当麻寺へ、よい様に命じてくれる様に、と書いてもやった。又処置方について伺うた横佩....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
《あくが》れさえいだいて来たものだ。そうして或る晴れた日、その麓《ふもと》にある
当麻寺《たぎまでら》までゆき、そのこごしい山を何か切ないような気もちでときどき仰....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
だけが記憶に残っている。中将姫の時、奉納した額の若顔の彼の中将姫のおし絵を、後、
当麻寺で発見して懐しかった。源之助はこの朝日座を中心として五年間程居て、二十九年....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
、来迎芸術論(国華)と言う極めて甘美な暗示に富んだ論文があって、この稿の中途に、
当麻寺の松村実照師に示されて、はじめて知ったのだが、反省の機会が与えられて、感謝....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
欝に、少しは恐ろしくさえ見えた。その感じは、高田*で汽車を降りて平坦な田畑の間を
当麻寺の方へと進んで行く間も、絶えず続いていた。山に人格を認めるのは、素朴な幼稚....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
調も共に。 「……げに、お久しゅうございましたな。はや六、七年も前のこと。大和の
当麻寺にて、一夜よそながら、お目通りした覚えがありまする。その折は、あなた様も、....