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「彙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

彙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
るものはない。殊に現在の保吉は実際この幸福な中尉の顔へクラフト・エビングの全|語《ごい》を叩きつけてやりたい誘惑さえ感じた。 「この言葉の起源になった、――え....
蒼穹」より 著者:梶井基次郎
った。 私は眼を溪《たに》の方の眺めへ移した。私の眼の下ではこの半島の中心の山《さんい》からわけ出て来た二つの溪が落合っていた。二つの溪の間へ楔子《くさび》....
三人の双生児」より 著者:海野十三
。こんなことを日記にかきつけたのは真一の父親だった。彼は船乗りだった。船乗りの語でもって『三人の双生児』といったことをまず念頭に置かなくちゃいけない。実は君の....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
かったのである。(明治43・11俳誌「木太刀」、その他) 島原の夢 「戯場訓蒙図」や「東都歳事記」や、さてはもろもろの浮世絵にみる江戸の歌舞伎の世界は、たとい....
辞書」より 著者:折口信夫
。だから、長い間記録しないままにきた。そのため、平安朝になって、歌学書のなかに語のようなものができてくるという形をとってきたが、それまでになかったわけではない....
久保田万太郎氏」より 著者:芥川竜之介
も君の微笑のうちには全生活を感ずることなきにあらず。微苦笑とは久米正雄君の日本語に加えたる新熟語なり。久保田君の時に浮ぶる微笑も微苦笑と称するを妨げざるべし。....
わが妻の記」より 著者:伊丹万作
きれる。そして、彼女の言葉はまたそのお作法に負けないくらいにものすごい。彼女の語の中には敬語というものがいたつて乏しい。しかし、来客に対しては何とかごまかして....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
い。そこで、翻訳者は、芝居のセリフとしてゆるされる範囲の緩急抑揚を、その豊富な語をもって自由に創りあげ、われわれの耳に極めて快く響く一種の名調子を、至るところ....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
を専門とする者にすら、生命の感じられない死語の摂取せられている事である。泣菫の語を批評した鉄幹は、極めて鄭重な言い廻しではあるが、極めて皮肉な語気を以て噂した....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
。而も其間に朝昼夕と三度まで、米を供えて日を拝むとある。(柳田先生、歳時習俗|語)又おなじ語に、丹波中郡で社日参りというのは、此日早天に東方に当る宮や、寺又....
島原の夢」より 著者:岡本綺堂
『戯場訓蒙図』や『東都歳事記』や、さてはもろもろの浮世絵にみる江戸の歌舞伎の世界は、たとい....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
し物をしているので、何を写しているかと訊くと、その頃地学雑誌に連掲中の「鉱物|字」であった。ソンナものを写すのは馬鹿馬鹿しい、近日|丸善から出版されるというと....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
掛論の形に置かれた法隆寺問題が、ここに最後の断を得たという様な意味の記事を同誌の報欄に掲げられたのだった。爾来法隆寺非再建論は、その後余輩の極めて辛辣な駁論が....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
感に即する抒情でさえ歌ったものは何でも写生歌ということになるね。だが、芸術上の語には一々特殊の色も香いもあり、習慣もあるのだから、伝統的に意義づけられ差別され....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
に出たりしているから、『滑稽雑談』に唱門師とシュクと同じだといったのも(『社会事』)、あながち臆断ではないように思われる。 以上柳田君の唱門師何者なりやに関....