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「形似〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

形似の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に、驚異の念を持たせられたことも一再ではありません。 「そうだ、西洋の絵の長所は形似《けいじ》だ、形を似せることに於ては、われわれはきざはししても及ばないかも知....
芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
美術を見ても、形や色が自然に類するや否やは益々識別するの能力も発達しようが、単に形似の鑑別に止まり、芸術的の真価が那辺にありやはおいて問わなくなる。科学的の知識....
能面の様式」より 著者:和辻哲郎
を否定するところに生じてくるのである。 そこで我々は能面のこの作り方が、色彩と形似とを捨て去った水墨画や、自然的な肉体の動きを消し去った能の所作と同一の様式に....
」より 著者:正岡子規
画の横顔には正面から見たような目が画いてあるのだといわれて非常に驚いた。けれども形似《けいじ》は絵の巧拙に拘《かかわ》らぬという論でもってその驚きを打ち消してし....