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形式論理学
「形式論理学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
形式論理学の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
明せられざる昔のごとく、毫《ごう》も挙《あが》っておらん。思うにこの両者の関係は
形式論理学の命題における名辞のごとくその内容のいかんにかかわらず結合せられたもの....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ジックだ。表現の論理学とも意味の論理学ともいうことが出来よう。観念論の論理を単に
形式論理学という側面からばかり把握してはならぬ。解釈の論理こそ今日の観念論の論理....
「読書法」より 著者:戸坂潤
っている。例えば弁証法の根本法則の一つ「量から質への転化及びその逆」の問題とか、
形式論理学の問題とか、認識論の問題とか、等々の場合がそれだ。個々の点については私....
「科学論」より 著者:戸坂潤
ー)の方(但しそれを却ってメトーデンレーレと名づけたっていいのだ)が、従来の所謂
形式論理学の一分科としての歴史的なニュアンスを持ってるのに反して、所謂科学方法論....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
の種類の理論に於て性格的に機能し得る証拠であるであろう。 最後に注意すべきは、
形式論理学を要求する権利を有つかのように思われる。 なお、知識学に於て、認識論....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
、心理論理的機能とは何も必然的関係のないものに就いて語らねばならなくなる。例えば
形式論理学の教科書に於てのように、表象や観念や概念や範疇に就いて、その心理学的規....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
であるが、ヴォルフに於ては歴史の問題は歴史の問題として殆んど全く忘れられる。彼は
形式論理学的矛盾律(夫は同時に同一律をも意味する)を唯一のオルガノンとする処の機....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
的・数学的方法は、決して弁証法的方法ではない。それ処ではなく之こそ最も内容のある
形式論理学排斥しはしない、却って夫は形式的論理をその一つのモメントとして止揚して....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
い――後を見よ)。
併し、形式主義的であり概念主義的である処の研究方法は、実は
形式論理学的方法に他ならない。だからこういう方法が、
形式論理学を絶対的な武器とし....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
イプニツのこの普遍文字は、近代の哲学者、特に英仏のライプニツの新研究家達や新しい
形式論理学者達の手によって、今云った根本的な無理をそのまま、発展せしめられて、「....
「辞典」より 著者:戸坂潤
論理が研究用具(オルガノン)として一貫するのであるが、この論理に形式主義的論理(
形式論理学)と弁証法との二つの対立した立場があることはよく知られている。事実の問....
「かれいの贈物」より 著者:九鬼周造
ことはない。そうだ。こうも考えられる。 x=b b=a ∴ x=a してみると、
形式論理学で媒概念曖昧の虚偽という奴だな。bが癖ものなのだ。 敏子に送られた鰈は....
「マルクス主義と唯物論」より 著者:三木清
意味を負うものとなった。最近においてフッサールの現象学は、――彼にとっても数学や
形式論理学の認識の理念性のモデルである、――デカルトの物心二元論を排棄しつつ、し....