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形気
「形気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
形気の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
い》に切り殺させらる、長政側近く呼んでその事を命じ命を承《う》けて退出する、その
形気を次の間にある諸士察して仕置《しおき》をいい付けられたと知った、しかるに政利....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
を味うて得た所のものと国民性に結びつけて難かしく理窟をつける処に二葉亭の国士的|
形気が見える。 だが、同じ日本の俗曲でも、河東節の会へ一緒に聴きに行った事があ....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
った。 淡島家の養子となっても、後生大事に家付き娘の女房の御機嫌ばかり取る入聟
形気は微塵もなかった。随分|内を外の勝手|気儘に振舞っていたから、奉公人には内の....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
が俄に頭を擡上げて来て当初の外交官熱が次第に冷め、その時分は最早以前の東方策士|
形気でなくなっていたから、矢野の厚意に縋って官界なり実業界なりに飛込む気にはなれ....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
は当時の欧化熱が文芸を尊重する欧米の空気を注入して、政治家もまた靖献遺言的志士|
形気を脱してジスレリーやグラッドストーン、リットンやユーゴーらの操觚者と政治家と....