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彦島
「彦島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
彦島の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
動機船の沖買いが一|尾二三銭か四五銭ぐらいの現金で引取って、持って来る処が下関の
彦島か六連島あたりだ。そこで一|尾七八銭当りで上陸して、汽車に乗って大阪へ着くと....
「病」より 著者:正岡子規
といって居る。早く妻君の顔が見たいと思うて居るのも二人や三人はあるらしい。翌日は
彦島《ひこしま》へ上って風呂にはいった。着物も消毒してもろうた。この日は快晴であ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の中に、静止していた。この辺から海上約一里という船島は、すぐ側のそれよりは大きい
彦島の陰にかすかに見える。 「武蔵どの」 「宮本|氏ではないか」 年配な藩士た....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
さにふるえ上がるばかりだったが、雲間のこぼれ陽が映すと関門の海峡一帯から、母島の
彦島、そのすぐ東岸を少し距てて巌流島が見られ、連絡船の影だの起重機の鉄骨だの、雑....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。宗盛以下の金銀桂香までがかためており、べつに、角将の平ノ知盛は、遠く関門海峡の
彦島に拠っていた。そしてここでは、源氏の三河守|範頼(蒲冠者)の深入りを捉えて、....