役人根性[語句情報] »
役人根性
「役人根性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
役人根性の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
相槌《あいづち》を打つ。同胞の難儀を難儀とも思わぬ困った奴らである。こんな冷酷な
役人根性もまた桂内閣お得意の産物なるか、咄《とつ》! (四)変な駄洒落《....
「青春論」より 著者:坂口安吾
そのことは読んでいただけば分るであろう。 二 淪落に就て 日本人は小
役人根性が旺盛で、官僚的な権力を持たせると忽ち威張り返ってやりきれぬ。というのは....
「現代の詐術」より 著者:坂口安吾
は、私はキライだ。そういう奴はすぐ道徳的、一人よがりの顔をし、権力をふり廻し、小
役人根性を現し、ファッショとなる。誰もエラクはない。 戦争中は四王天というユダ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「御政道をではない――領主と民の間に介在して、禄盗みも同様な奉公ぶりをしている
役人根性へわしはいうのだ。――例えばじゃ、おぬしは今宵、何の安んずるところがあっ....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
ことに微妙で」 「……と、いたせば、左様なことで、かれらに凱歌をあげさせるのは、
役人根性の助長というもの。後々の、弊害も大きい」 「てまえも、心をくだきおります....