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「役替え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

役替えの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ら、日に日に人気負けがいたしましたゆえ、そのことを親方さまに申しあげて、あすから役替えしていただくようにお願い申しましたところ、いっこうお聞き入れくださりませな....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
のようになって行った。それに、宿内の年寄役、組頭、皆それは村民の入札で定めたのが役替えの時の古い慣例で、役替え札開きの日というがあり、礼高で当選したものが宿役人....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
様ではないのだよ、今はお江戸にはおいでにならないのですよ」 「あの、甲府の方へお役替えになったそうでございますね」 「まあ、よく知っている……」 お絹の眼には....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
には豪勢強い犬がいる、それでうっかり近寄れねえでいたところへ、急にあの能登守がお役替えで江戸詰ということになったと聞いて、手の中の珠を取られたように思った。とこ....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
、御側へつん出て、御用をきくやら、老中に成るやら、それから聞きねえ、大名役人役人役替えさせやす。なんのかのとて、いろいろ名をつけ、むしょうに家中の者まで、分限に....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
うからといわれて、昨日も今日も、ここへ来て左京之介を待つ者であった。 にわかな役替えで、二条城へ移ってきたばかりの左京之介には、公務のうけつぎがつかえていて、....