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「彼の岸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

彼の岸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
を人間上乗の楽しみといふは、外に求むることなく我に足りたる人の言の葉ぞかし。心は彼の岸をと願ひて中流に棹さす舟の、よる辺なくして波にたゞよふ苦しさはいかばかりぞ....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
に申上げます。 引続きまする鹽原多助一代記は多助が八歳の時のお話でござります。彼の岸田右内は忠義のためとは云いながら、心得違いに見ず知らずの百姓が五十両懐中致....
なよたけ」より 著者:加藤道夫
旅にまどいて 甲斐なくも 散るべきものを いつの世の契りなりけむ。 今はただ、彼の岸の光に充ちて 我はなお、君に恋うらむ みまかりし 君に恋うらむ ....