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往って来い
「往って来い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
往って来いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
こ》の蕎麦屋へでも早く往って大蒸籠《おおぜいろ》か何かそう云って来な、駈け出して
往って来い、コヽ跣足《はだし》で往け、へい申し旦那、お浪の云う通り損料を借りて紗....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
を向けて見張っているが宜い、己ア名主殿へ往って話して来べえ」 甲「そんなら早く
往って来いよ、これ女郎、その熊ア逃がすと汝え撃つぞ」 と暫く山と山、谷を隔てゝ....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
ば、私は余程名医を知って居りますから、佐藤先生でも橋本先生でも淺田先生でも、直に
往って来いと仰しゃれば、ヘーッてんで直に先生の手を持って引張って参ります……これ....
「参宮がえり」より 著者:田中貢太郎
た。父親は最後の飯に土瓶の茶を入れて喫った。 「海の中へ落ちんように、気を注けて
往って来い」 「往きましょうか」 「それなら往け、しかし、つまらんものを買うちゃ....
「黄灯」より 著者:田中貢太郎
私だって恐いじゃないか、お前さんが持って往きよ」 「そんなことを云うなよ、お前が
往って来い、暗けりゃ、提燈があるじゃないか」 「お前さんが、その提燈で、持ってお....