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往来手形
「往来手形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
いものが、それに添えてある三|衣袋の中にあった。阿州普化宗院派僧の印可を焼印した
往来手形である。それは、身をつつんで遁れろといわんばかりな品である。ふたりは唖然....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
妙案を携えて、それを土産に、出立の朝、ここの湯宿を訪ねて来た。 それは近衛家の
往来手形だった。官兵衛の祖父明石正風と、近衛家の当主との風交は、近年こそ途絶えて....