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「征戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

征戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ナポレオンと田虫」より 著者:横光利一
デクレスと数時間に渡って激論を戦わさなければならなかった。デクレスはナポレオンの征戦に次ぐ征戦のため、フランス国の財政の欠乏の人口の減少と、人民の怨嗟と、戦いに....
運命」より 著者:幸田露伴
に建文の為に兵を挙げんや。たゞ一婦人の身を以て兵を起し城を屠り、安遠侯柳升をして征戦に労し、都指揮衛青をして撃攘に力めしめ、都指揮|劉忠をして戦歿せしめ、山東の....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
足らんや。彼はかく自ら叱し、かの痛をおおうてこの職分の道に従い、絶望の勇をあげて征戦の事に従えるなり。死を彼は真に塵よりも軽く思えり。 されど事もなき艦橋の上....
石狩川」より 著者:本庄陸男
神《うかのみたまのかみ》、林野の守護神である大山祗神《おおやまつみのかみ》、勇武征戦の守護として志波彦《しばひこ》大神、建御雷神《たてみかずちのかみ》、経津主神....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
の城主の若君として世に立ったのである。 これよりして忠三郎は信長に従って各処の征戦に従事して功を立てて居り、信長が光秀に弑《しい》された時は、光秀から近江《お....
文芸時評」より 著者:宮本百合子
にかえてコケおどしの慰霊祭のおかげで、支配者たちは自分の利益のために殺した満蒙出征戦死兵の窮迫した遺族からの反抗をふせいでいるのだ。軍国主義をあふり得るのだ。 ....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
らその俘囚なることを明言しているのである。 弟子は東夷の遠酋なり。生れて聖代の征戦なきにあひ、長く明時の仁恩多きに属す。蛮陬夷落之が為に事少く、虜陣戎庭之が為....
私本太平記」より 著者:吉川英治
“――天下ノ安危ハ只コノ一挙ニ有ル。一刻モ早ク、辺境ノ合戦ハサシ措キ、京都回復ノ征戦ニ急ギ上レ” と再三、勅の密使を、北へ飛ばしていた。 おなじような檄は、....