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征箭
「征箭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
征箭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ょうど七抱《ななかか》え半ある」 「昔の歌に、武夫《もののふ》の手向《たむけ》の
征箭《そや》も跡ふりて神寂《かみさ》び立てる杉の一もと、とあるのはこの杉だ」 「....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
来るから、この語の原意は巻十四の方にあるだろう。なお、「はろばろに家を思ひ出、負
征箭のそよと鳴るまで、歎きつるかも」(巻二十・四三九八)、「この床のひしと鳴るま....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
つゝ。)
とはなる喜の火。
燃ゆる愛の契。
沸きかへる胸の痛。
泡立つ神の興。
征箭よ。我を貫け。
槍よ。我を刺せ。
杖よ。我を砕け。
雷火よ。我を焼け。
徒な....
「三国志」より 著者:吉川英治
北へ向ってまっしぐらに駆けて行った。秋風に舞う木の葉は、鞍上の劉備と芙蓉の影を、
征箭のようにかすめた。 やがて曠い野に出た。 野に出ても、二人の身をなお、箭....