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「征野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

征野の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
あげたいと思うのです」と、心のうちをもらした。 そして、自分はこれから、広宗の征野へ、旧師の軍を援けにおもむくから、幽州の城下へ帰ったら、どうか、その旨を、悪....
三国志」より 著者:吉川英治
もはかばかしからず、兵馬もようやく倦んできました。それに、家郷を遠く離れて、はや征野の木々にも冬の訪れが見えだしたところへ――朔風にわかにふいて、中軍の将旗の旗....
私本太平記」より 著者:吉川英治
行くばかりだった。――おそらくは尊氏自身すらも、こう急激に凱歌の門が、こつねんと征野の前に開かれようとは、予想もしていなかったのではなかろうか。とまれ彼は、残敵....