待ちがてに[語句情報] »
待ちがてに
「待ちがてに〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
待ちがてにの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
地して、武男はしばし門外に涙をぬぐいぬ。今日は常よりも快かりしとて、浪子は良人を
待ちがてに絶えて久しき琴取り出でて奏でしなりき。 顔色の常ならぬをいぶかられて....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
もの、文法では感歎詞の中に入れてある。「相見ては千歳や去ぬる否をかも我や然念ふ君
待ちがてに」(巻十一・二五三九)の「否をかも」と同じである。古樸な民謡風のもので....