待ち侘びる[語句情報] » 待ち侘びる

「待ち侘びる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

待ち侘びるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:島崎藤村
い思を三吉の胸に残した。 三吉は東京の方の空を眺めて、種々な友達から来る音信を待ち侘びる人と成った。学校がひける、門を出る、家へ帰ると先ず郵便のことを尋ねる。....
我に叛く」より 著者:宮本百合子
し、出席の必要なし、とでも云って来たらどうだろう! 昨夜から、真剣に良人の帰京を待ち侘びるゆき子は、思っただけでも慄《ぞ》っとした。 廊下に通じる扉が開く度に....