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「待人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

待人の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
たして博士一行は如何なるものを、暗黒の大海底において発見するであろうか。 花束の待人 この事件が起こって以来ずっと一緒に手をとって来た親友水戸記者を大西洋に置....
超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
レた文句を云うな。勿体なくも河内瓢箪山稲荷の辻占だ。罰が当るぞ畜生。運気、縁談、待人、家相、病人、旅立の吉凶、花魁の本心までタッタ一円でピッタリと当る。田舎一流....
海底都市」より 著者:海野十三
ほめたたえる。博士は上気《じょうき》して、顔をまっ赤にしている。 意外なる待人《まちびと》 「おめでとう、カビ君。この手柄によって、君はこの次の市長に選挙....
第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
引くるめてちょっと金麩羅にして頬張るんだ。」 その標目の下へ、何よりも先に==待人|来る==と……姓を吉岡と云う俊吉が書込んだ時であった。 襖をすうと開けて....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ンワン吠えるのでガラスのところから見たら白いブラウスが見えました、まあよかった、待人来るです。 久しぶりでゆっくりおひるを食べさせて、今そこの椅子で本よんでい....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
》りや、角張った大きな古上衣や、やたらに靴墨《くつずみ》を塗りたてた靴などが、接待人らを驚かしたことを見て取った。だれも彼に言葉をかけなかった。大臣すら言葉をか....
雪柳」より 著者:泉鏡花
いても、陰が籠って湿っぽい、と云う中にも、掻巻の袖には枕が包まれ、布団の綴糸に、待人の紙綟が結ばっていそうだし、取残した簾の目から鬢櫛が落ちて来そうで、どうやら....