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待兼ねる
「待兼ねる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
待兼ねるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
女中は盃を置いて、客の様子を見比べた。 「私は何と見えます?」と正太が返事を
待兼ねるように言った。 「さあ、御見受申したところ……袋物でも御|商いに成りまし....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
よっても遁げぬようになってしまった。折々|更代に入っていて、一方が戻って来るのを
待兼ねるようにして、飛んで行くのが雄であった。気を付けて見ると、この方が少しばか....