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待合す
「待合す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
待合すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
りの電車に、二三度乗換えなければならなかった。しかも連絡しておらず、一時間近くも
待合すこともあった。買出しの人で電車はぎっしりつまっており、ドアにぴったり胸を押....
「仙人掌の花」より 著者:山本禾太郎
っきりと、幻覚となって現れるのであった。 帰りの電車では、山代線で、動橋行きを
待合す間に、閑枝は山代の町を歩いて見た。駅の前通りを、ほんの二丁程も歩くと、そこ....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
そのころ、わたくしは大抵毎晩のように銀座尾張町の四ツ角で翁に出逢った。翁は人を
待合すのにカフエーや喫茶店を利用しない。待設けた人が来てから後、話をする時になっ....