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待合せる
「待合せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
待合せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
《かなしみ》の持って行きどころのないようなこの画家は、あいびきする男女の客や人を
待合せる客のためにある奥の一室を旅の隠れ家《が》ともして、別れた意中の人の面影を....
「道化役」より 著者:豊島与志雄
れから室に戻って、平然と事務を片付け、なるべくゆっくりと会社を出た。そして彼女と
待合せる場所が、なるべく会社から遠いというとっさの思いつきで、浅草の雷門前の仲店....
「停車場の少女」より 著者:岡本綺堂
ました。それは母から頼まれていたのでございました。 十二時何分かの東京行列車を
待合せるために、わたくしは狭い二等待合室にはいって、テーブルの上に置いてある地方....