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待合茶屋
「待合茶屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
待合茶屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
て帰るだろう」 國「へえ苛い事をなさるねえ、私《わっち》は又|何処《どっ》かの
待合茶屋《まちあいぢゃや》へでも連れてって、扨《さて》如何《いかゞ》の次第でござ....
「細木香以」より 著者:森鴎外
名を襲ぎ、二世紫文となった人である。鶴寿は梅屋と云った。通称は又兵衛、長谷川町の
待合茶屋である。真国は通称七兵衛である。 狂言作者には河竹新七、次で瀬川|如皐....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
ふしぎそうな顔をして。じろじろみながら奥へきたり。 下女「あの奥様。三十ばかりの
待合茶屋のお神さんみたような人がまいりまして。ちょっとお目通りを願いたいと申しま....
「寺じまの記」より 著者:永井荷風
車通から急に左へ曲り、すぐまた右へ折れると、町の光景は一変して、両側ともに料理屋
待合茶屋の並んだ薄暗い一本道である。下駄の音と、女の声が聞える。 車掌が弘福寺....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
いう家の亭主と遊客との対面は、両方とも甚《はなはだ》気まずいものである。貸座敷、
待合茶屋、芸者家などの亭主と客との間もまた同じことで、此両者の対談する場合は、必....