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「律蔵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

律蔵の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
、小乗仏教国に釈迦像の後に帽蛇が喉を膨《ふく》らして立ったのが極めて多い。『四分律蔵《しぶりつぞう》』に、仏|文※《ぶんりん》水辺で七日坐禅した時、絶えず大風雨....
十二支考」より 著者:南方熊楠
人類学会雑誌』へ、予その事を長く書き邪視と訳した。その後一切経を調べると、『四分律蔵』に邪眼、『玉耶経』に邪盻《じゃけい》、『増一阿含』に悪眼、『僧護経』『菩薩....
十二支考」より 著者:南方熊楠
はず故、あり触れた和漢の故事を述べてまたその話かと言わるるを虞《おそ》れ、唐訳の律蔵より尤《いと》も目出たい智馬《ちば》の譚を約説して祝辞に代え、それから意馬《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
を妙案らしく喋々《ちょうちょう》し居るが、その実東洋人にはすこぶる陳腐で、仏教の律蔵には産門を多くは瘡門《そうもん》(すなわち創口)と書きあり、『白雲点百韻俳諧....
十二支考」より 著者:南方熊楠
たらしい。 インド、エジプト等の諸国に至っては、バートンの『千一夜譚』や仏教の律蔵、ラメーレス訳『愛天経』等を見て一斑を覗《うかが》わるるごとく、外貌天性とも....
繻珍のズボン」より 著者:宮本百合子
子になって、西洋砲術の免許を得たりしている。洋学を習いはじめたのは三十四歳、手塚律蔵という人が先生であった。千賀子と云う祖母がよく、これでお前、私だって祖父さま....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
てはならぬと制せられたもの、それが法典となっているのであります。これを戒律といい律蔵という。経蔵というのは御経の蔵、律蔵は戒律の蔵、戒律を納めた文庫である。法典....
孔子」より 著者:和辻哲郎
は、こういう途方もない仏伝を捨てて初期の資料にだけ眼を向けようとする。パーリの経律蔵や、漢訳の阿含、小乗律などがそれである。が、これだけの資料でもその内容の雑多....