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後の世
「後の世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後の世の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千年後の世界」より 著者:海野十三
づける見込みがつかない。彼は、自分の生命が惜しいということよりも、こうして一千年
後の世界に再生しながら、その世界を見ないで死ぬことが、たいへん残念だった。 ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ぬ、 渾沌と名づくる荒涼なる混乱にてありし。 重きものの中に罪深く集いて隠れしは
後の世に起りし争闘の萌芽なりき。 日の神は未だその光を世に現わさず、 フォエベの....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ります。一つは建設的であります。破壊的とは何かと言うと、われわれはもう既に三十年
後の世界最後の決勝戦に向っているのでありますが、今持っているピーピーの飛行機では....
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
会へひっぱって行った。そこで、漢青年はいく人となく、死んだ知友の霊と話をした「死
後の世界」というものが、なんだか実在するように感ぜられて来たのだった。 漢青年....
「河明り」より 著者:岡本かの子
い、不実を詫びたので、堺屋ではこの母をも共に引き取った。 母は夫と共に日露戦役
後の世間の好景気につれ、東京の下町で夫婦共稼ぎの一旗上げるつもりで上京して来た。....
「海底都市」より 著者:海野十三
うがね、君がその中に入ると、僕は外から君を未来の世界へ送ってあげるよ。君は、何年
後の世界を見物したいかね。百年後かね、千年後かね」 百年後? 千年後? 僕はそ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
「まず、第一に用意しておかなければならないことは、地球の最期を映画にうつして、
後の世まで残しておくことじゃ。はて、どうしてそれをやりとげたらいいじゃろうか。こ....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
に、彼は、しくしく泣きだした。 「うん、わかったわかった。ここは、冥途なんだ。死
後の世界なんだ。だから、こんなに、まっくらなんだ。かねて冥途は、くらいところだと....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
れ等は、地上生活中に於けるよりも、遥かに多く神の働きにつきて知ることができた。死
後の世界に於て、一つ一つ階段を登るにつれて、より多く神の愛、神の智慧の無量無辺際....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
近な生活の中に、科学を織りこんだもので、これまた一つの型だと思っている。 『百年
後の世界』はAKから「子供の時間」に全国中継で放送したものの原稿である。空想に終....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
静に地平線より落ち行きて、始めて人の心に沈み行く日の光の名残が惜しまれる。せめて
後の世に何なりと記念の物を残そうということが心に浮ぶ。 ファラデーが死んでから....
「山吹」より 著者:泉鏡花
て、拷問苛責の苦を受けましたら、何ほどかの罪滅しになりましょうと、それも、はい、
後の世の地獄は恐れませぬ。現世の心の苦しみが堪えられませぬで、不断常住、その事ば....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ている。しかし、為家の風体を見るには『為家千首』『宝治百首』『続後撰集』がよいと
後の世からいわれたのである。また彼には『詠歌一体』(八雲口伝)がある。 註 為家....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
今日世界の情勢をみますならば、二年前私ども使節団が中国を訪問した一九五七年四月以
後の世界の情勢は変化をいたしました。毛沢東先生はこれを、東風が西風を圧倒している....
「古事記」より 著者:太安万侶
という事ばかりを取つて、天下をお治めなさいました天皇の御陵を悉く壞しましたなら、
後の世の人がきつとお誹り申し上げるでしよう。しかし父上の仇は報いないではいられま....