後は野となれ山となれ[語句情報] » 後は野となれ山となれ

「後は野となれ山となれ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後は野となれ山となれの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
M侯爵と写真師」より 著者:菊池寛
ったとみえ、二、三の人たちは、写真師を怒鳴りつけました。が、先方は撮ったが最後「後は野となれ山となれ」です。カメラを手早く収めて、こそこそと逃げ出したすばしこさ....
山崎合戦」より 著者:菊池寛
たに違いない。京師の地子銭を免除したり相当政治的なことをやった以上、信長を殺せば後は野となれ山となれ的な棄鉢でやった事ではない。 例の愛宕山の連歌で、 ときは....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
て、何もかもがヤタラに面倒臭くなって来たようだ。どうせ破れカブレの罰当り仕事だ。後は野となれ山となれだ。何もかも一思いにブチ毀してやれという気になって来たようだ....
スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
小説も、いわばスピード小説というやつなんで、百米の選手みたいにふっとばし、まあ、後は野となれ山となれだよ。だが僕は作品を書く上で、本競馬に出たときと草競馬のそれ....
地方文化運動報告」より 著者:中井正一
分にとっては、せめて三百名の聴講者を祈らしめたのである。講師は自分の家に宿めて、後は野となれ山となれでぶつかる気で自分もこの夏の陣に対した。 開講三日前にやっ....