後会[語句情報] »
後会
「後会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後会の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
本を増大せしめるんだ。 この去勢された、馬のようになり切った兄弟は、二、三日の
後会社へ行ったんだ。 『積善会の積立金をいただきとうございますが、こうこういうわ....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
の午後から来て、半日かかってせっせとはって行ったという。その友情に感激して、その
後会った時に礼を言うと、「あまり黒くなっていたから……」と荻生さんはべつになんと....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
めて会ってからどこへ行きましたか」 「それも申上げる訳に参りませぬ」 「それから
後会った処も……」 「ハイ……」 「……フム……それでは後から尋ねます。……それ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
っていると伝えられている。尤も内部にも東交と日交との区別はあるらしく、市当局が最
後会見を申し込んだ時、日交代表だけはノコノコ出かけて行ったし、又同じくこの日交の....
「「黄銅時代」創作メモ」より 著者:宮本百合子
r New York City. 静かな Whittier で午
後会い、Drive と B'way を沢山歩いて、チョプスイに行く。又帰いてかえ....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
。そして、やっぱり、私は過去の人を愛してるだろうと思ったりしたんです。だけどその
後会う度に、そして手紙をもらう度に、私は自分の感情をおさえることが出来なくなりま....
「源氏物語」より 著者:紫式部
うお思いになるであろうと思うともうどうしようもなくなった人はひどく泣いた。宮も今
後会見することは不可能であろうと思召されるためにお泣きになるのであった。 夜は....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ん》の発作にすぎなかった。彼はそれを償おうと考えて、オペラ歌劇の切符とともに閉場
後会おうという約束をクリストフに書き送った。――クリストフはそれを少しも知らなか....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
なって、四、五日を過ごしたが、毎日のように出歩いていて、お高とも、惣七とも、その
後会って、くわしい話を聞くというのでも、するというのでもなかった。
四、五日た....
「遁走」より 著者:葛西善蔵
てこういう会を催そうというような話は先からあるにはあったのですが、しかし私はその
後会のことについてはいっさい相談を受けておらないのです。それでいったいどんな文句....
「俗臭」より 著者:織田作之助
舞いに行くから、旅費にと四十円無心された。値切って二十五円持たしてやったが、その
後会っていない。正月だから帰っている筈だと、カフェーに出掛けたのだ。が、居ない。....
「『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
、富山県庁から吾々両人に敬意を表すべく警部さんが訪ねて来た。歓談数分に亘った後、
後会を約して別れたが、そのおかげで講演準備は台なしとなり、中野君は宿屋のキングを....