後住[語句情報] » 後住

「後住〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後住の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
闇夜の梅」より 著者:三遊亭円朝
なって、此の三次郎は兄玄道の徒弟となり、修行《しゅうぎょう》の功を積んで長安寺の後住《ごじゅう》を勤めました。此の者は穴釣三次《あなづりさんじ》と云って、其の頃....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
年のあいだは草ぶかい野原になっていた跡へ、由井の家の先祖が来たり住んだのである。後住者が木を伐り、草を刈って、新しい住み家を作るときに、測らずもここに埋もれたる....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
私は住職になる訳にはゆかん、行脚の身の上で、併し葬式でもあった時には困ろうから、後住の定るまで暫くいて上げようと云うんで、其の寺に居りました」 鐵「へえー」 僧....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
永「私ももう隠居しても宜えじゃア、どの様な事が有っても此処は離れやアせんじゃ、後住を直して、裏路の寂しい処へ隠居家ア建てゝ、大黒の一人ぐらいあっても宜えじゃア....
歌集『涌井』を読む」より 著者:和辻哲郎
、病を押して災禍を信州に避けられた。その後東京の町は激しく破壊され、先生が大震災後住みついていられたお宅も、愛蔵された書籍や書画や骨董とともに焼けてしまった。そ....