後夫[語句情報] » 後夫

「後夫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後夫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
は自分の身体を裸にして曝されたよりも、浅間しく感ぜられたのだった。 彼女は結婚後夫の品行が必ずしも正しくないと云う事は直ぐ悟った。勉学の都合から暫く別居してい....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
居たそうだ。原因は分らぬが、彦さんの実父は養子で、彦さんの母に追出され、今の爺は後夫と云う事であった。 田川 最初近いと聞いた多摩川が、家から....
御萩と七種粥」より 著者:河上肇
しているが、不思議なほどいつも不在であり、この時も亦た不在であった。ところがその後夫人から手紙が来て、立つ時が決まったら知らしてくれ、送別の宴を張ると云えばよろ....
元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:井原西鶴
は一生たよるべき男は一人ほかないはずだのに其の自分の身持がわるいので出されて又、後夫を求める様になっては女も終である。人と云う人の娘は第一考えなければならない事....
西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
。おの/\世の不義といふ事をしらずや。夫ある女の、外に男を思ひ、または死別れて、後夫を求るとて、不義とは申べし。男なき女の、一生に一人の男を、不義とは申されまじ....