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後害
「後害〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後害の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て王また来り斎《とき》を設くると諸虎も僧徒と共に至る、食を与え布を解きやるとその
後害を成さず、唐の豊干禅師が虎に騎って松門に入ったは名高い談《はなし》で後趙の竺....
「映画と生理」より 著者:寺田寅彦
ころの「映画による若返り法」はきわめて実用的に安直であり、しかもなんらの副作用や
後害を及ぼす危険がないようである。 兵隊の尿の中から、回春の霊薬が析出されるそ....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
あって、これに対して内心、「天下の恥何事か之に如かんや」と悲しんだ右大臣兼実も、
後害を顧みるにいとまなく、傍難の有無をも考えず、やむを得ず素直に同意を表したので....