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「後振り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後振りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
稚子法師」より 著者:国枝史郎
師に相応しい事だ」 そういう評判を聞いた人は知るも知らぬも斯う云う稚子法師の最後振りを賞讃した。そうして涙を流しさえした。斯うして又も幾年か経ち、やがて天保十....
くだもの」より 著者:正岡子規
食うても食うても尽きる事ではない。時々後ろの方から牛が襲うて来やしまいかと恐れて後振り向いて見てはまた一散に食い入った。もとより厭く事を知らぬ余であるけれども、....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
。止まる所を知らない奔牛の勢いであった。 どうなることか? と、往来の者も、後振り向いて、お通の代りに声を揚げ合っていたが、その時、彼方の辻から、胸に文筥を....