後村上天皇[語句情報] » 後村上天皇

「後村上天皇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後村上天皇の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
可なり嬉しかったんだろう。それだけに此の悲報は南朝にとっては大打撃であった。為に後村上天皇は難を賀名生に避けられ、吉野の行宮は師直の放火によって炎上し、南朝の頽....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
じっと眺めた、それは紙幣で見たことのある武内宿禰に似た顔であった。 「あれはな、後村上天皇がいま行幸になったところだ」 「ああそれじゃここは?」 「吉野だ」 「....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
なく、悠々として伝統の歌形に、独り孤高の感懐を寄せておられる。一種の神言である。後村上天皇。 鳥の音におどろかされて暁のねざめしづかに世を思ふかな めぐりあはむ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
て足利氏が世を暴奪なし終った乱麻の時代となっては偲び上げるも畏れ多いことながら、後村上天皇は、男山御脱出以来、軍馬の間を彼方此方と御輦の漂泊を経られて、やがてこ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ので、崩御の前日、譲位がおこなわれ、即位は、後日に約された。 すなわち南朝の、後村上天皇 とは、このきみだった。じいのことばのように、すべては天意であったも....