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後流
「後流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後流の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さようなら」より 著者:田中英光
彼の看護人として、故郷の村から連れてこられた十五歳のお栄ちゃんという娘まで、震災
後流行したチフスに感染し、苦しみもがいて死んでいった。ぼくは一度、震災の前に、こ....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
そちにそれが解るか?」 「殿」 と卜伝は声を細めた。「この丸薬の製法こそは、越
後流にございますぞ!」 謙信は無言で眼を据えた。 「表に塗ったこの金箔、これこ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
籠、釜まで荷車に積んで来て、悉皆舂いてくれた。隣二軒に大威張で牡丹餅をくばる。肥
後流の丸餅を造る。碁石程のおかさねは自分で拵えて、鶴子女史大得意である。
逗子....
「古事記」より 著者:武田祐吉
げて引用しており、先代舊事本紀には、書名はあげないが材料として使用している。その
後流布されることが少かつたらしく、中世の頃は所在が稀であつたという。從つて古い寫....
「三国志」より 著者:吉川英治
中興の祖|劉貞は、ひとたびは、※県の陸城亭侯に封ぜられましたが、家運つたなく、以
後流落して、臣の代にいたりましては、さらに、祖先の名を辱めるのみであります。……....