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「後生楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後生楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
焼け夕焼け 朝焼け小焼け、 ひつじかいの気がかり。 夕焼け小焼け、 ひつじかいの後生楽《ごしょうらく》。 風がふきゃ 風がふきゃ、 まわります、 粉ひき車よ。....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ぐりましたものでしたから、いつもながらに鳴りだしたのは雷の伝六です。 「ちぇッ、後生楽にもほどがあるじゃごわせんか。いくらあっしが昼寝をしてみてえといったからっ....
寺坂吉右衛門の逃亡」より 著者:直木三十五
だって、うんと、附人がいるんだ。斬られてしまえ、皆斬られろ――俺は、国へ戻って、後生楽に暮らすんだ。もう士は懲り懲りだ――) 人の走ってくる、足音がした。吉右....
駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
あるを感じる。 ▲門外から見ると文人の生活は極めて呑気に思われる。ノホホンだの後生楽だの仙人だの若隠居だのという冷罵を我々は何百遍何千遍も浴びせられた。が、我....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
かで奔走している一方には、灰神楽がチンプンカンプンをはじめるという非常時に、この後生楽《ごしょうらく》は何たることだ、酔興でこしらえた創《きず》だらけの面《かお....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ょう」 「ぷッ、冗談いっちゃいけねえ。……六十尺もある崖に宙吊りになって、あんな後生楽《ごしょうらく》を並べていたお前さんでも、怖いものがありますのか」 「まあ....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
居れないと言っていて、しめえまで見たぜ、お前さん! こうなると女はキツいてのう、後生楽なもんだて! はあ、血だらけだ! 女房 ナマイダ、ナマイダ、私はもう…… ....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
られないといっていて、しめえまで見たぜ、お前さん! こうなると女はキツいてのう、後生楽なもんだて! はあ、血だらけだ! 女房 ナマイダ、ナマイダ、私はもう…… ....
三の酉」より 著者:久保田万太郎
したら、さァ、急にこんどは、おかしくなって、おかしくなって。……つまり、そういう後生楽にできてるのかしら、あたしッて? …… ――けだし、浮気ものといわれる所....
春泥」より 著者:久保田万太郎
こと、思ってみたこともなければ、そばで誰が何といおうと平気なもんで、だからお前は後生楽だの、苦労を知らないふところ育ちだのと、小倉君や三浦君によくそういわれます....