後生気[語句情報] » 後生気

「後生気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後生気の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ざいますね」 「そうだ、お十夜だ。十手とお縄をあずかっている商売でも、年をとると後生気が出る。お宗旨じゃあねえが、今夜は浅草へでも御参詣に行こうかな」 「それが....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
戸にあんな職人はありますめえ」 「おれは此の頃出不精になったのと、年寄りのくせに後生気が薄いので、まだお開帳へ参詣をしなかったが、それほど念入りに出来ている兜か....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ん、本気で、うちへ連れてもどすの何のといっているのではあるまいね――若し、そんな後生気《ごしょうっけ》を出したのなら、大馬鹿ものだ」 「どうしてな?」 「どうし....
貧乏」より 著者:幸田露伴
何だネエ汝は、朝ッぱらから老実ッくさいことをお言いだネ。 「ハハハ、そうよ、異に後生気になったもんだ。寿命が尽きる前にゃあ気が弱くなるというが、我アひょっとする....