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「後発〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後発の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
けにとられた。 「叩き殺してくれるぞ。ヒョットコ野郎奴!」 兵士は高取だった。後発部隊が到着した。寄宿舎は狭くなった。 ベッドもなく、藁蒲団もなく、床の上に....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
術でなくてはならない、というのであった。即ち、彼等によって嘗て叫ばれ、そしてその後発達して今日のプロレタリア芸術論となった、民衆芸術というのは、目的意識的のもの....
模倣と独立」より 著者:夏目漱石
でその後英語も大分教えて年功《ねんこう》を積みましたが、速水君に断りますが、その後発達した今日の私の英語の力でも、あのバークの論文はやはり解らない。嘘だと思うな....
相対性原理側面観」より 著者:寺田寅彦
往々にして忘れがちな事である。 少なくも相対性原理はたとえいかなる不備の点が今後発見され、またたとえいかなる実験的事実がこの説に不利なように見えても、それがた....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
に宣言している。生活から科学性を抹殺しようとする無理な試みは、〔第一次〕世界大戦後発生した末期的な現代資本主義哲学(ハイデッガー・日本精神哲学、等々の国粋ファッ....
辞典」より 著者:戸坂潤
学の応用だと云われている。というのはまず自然科学が原理的に研究されて、それがその後発見された必要に応じて実際問題に応用された時、それが技術学というものだと考えら....
陳情書」より 著者:西尾正
歳)は無惨にも逃げ遅れて焼死を遂げた。乳呑子を抱えた房枝さんの半焼の悶死体が鎮火後発見せられ、当の青地氏は屍体収容先三丁目大塚病院にて突然の不幸に意識が顛倒した....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
おける創業の時代、女中も合わせてようやく四、五人の人に働いてもらっていたが、その後発展に伴うて一人二人と増し、だんだんふえて、ことに昭和四年頃からは年々三月の卒....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
当ではないとしても、自然的であることがわかる。この起源は、今では、この慣習がその後発生せしめた一連の新思想の中に、没却されてしまった。最初には国家の必要によって....
「にんじん」とルナアルについて」より 著者:岸田国士
少の読者にとってたぐい稀な少年文学の一つの見本である。 さて、彼の死後十数年の後発表された「日記」を読むとわかるのだが、「にんじん」の父親ルピック氏は、ある日....