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後編
「後編〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後編の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
雨のあとの晴れやかな夏の朝の空気をかき乱して、惨《いた》ましく聞こえ続けた。
(
後編 了)....
「サフラン」より 著者:森鴎外
《や》ろうと云われるので、早くから少しずつ習った。文典と云うものを読む。それに前
後編があって、前編は語を説明し、
後編は文を説明してある。それを読んでいた時字書を....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
第二の男は語る。 「次へ出まして、わたくしは『捜神後記』のお話をいたします。これは標題の示す通り、かの『捜神記』の
後編ともいうべきもので、昔から東晋の陶淵明先生の撰ということになって居りますが、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
じく(『塵塚物語』五、『常山紀談』細川|忠興《ただおき》妻義死の条、山路愛山の『
後編豊太閤』二九一頁参照)、毎度臣下の妻を招きてこれを濫したというから、中にはア....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
抑この話説の初集二集は土竈のパットせし事もなく。起炭の賑やかなる場とてもあらねど
後編は。駱駝炭の立消なく。鹽原多助が忠孝の道を炭荷と倶に重んじ。節義は恰も固炭の....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
静かに墓地に葬られた頃になると、落涙を禁じ得ない。 前編に大体の伝記を述べて、
後編に研究の梗概を叙することにした。 大正十二年一月著者識す。 前世紀....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の歌は大体建仁三年四月に五人の撰者の手で奏進した選歌が基礎になってはいるが、その
後編纂事業のおこなわれていた二、三年の間にも歌合などは頻りに行われるし、その中に....