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「後考〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後考の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
トル・エジフィアント》』九巻一三〇頁)。かく種々の天象を竜とし竜と号《な》づけた後考うると、誠に竜はこれらの天象を蛇とし畏敬せしより起ったようだが、何故《なぜ》....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の脳裏に各《おのお》の浮かみ出た証拠に聢《しか》と立つであろうと。かく言い送って後考うると、仏説の悍馬は悍馬を鎮めた話もやや似て居るを一緒に言いやらなんだが遺憾....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
れは二つ峰のある低い山(三六〇米)で津目山より約半里程隔っている。この事は「鴨山後考」(昭和十三年「文学」六ノ一)で発表した。 この歌は、謂わば人麿の辞世の歌....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
かへつて誤謬《ごびゅう》を生じたるの感なくんばあらず。暫《しば》らく記《き》して後考《こうこう》を俟《ま》つ。 春信の絵本にして世に伝ふるもの凡そ左の如し。 ....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
くだって、せがれの伊織も、御成の事に(何か随身の列に立つことでもあろうか? なお後考を要する)立つそうで、よろこばしく思っております。また、わたくし事は、どうも....