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「後船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後船の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
地中海は雲一つ見えなかった。もういよいよアジアとは縁が切れたのだと思う。……午後船の散髪屋へ行く。「ドイツ語がおじょうずですね」などと言われて、おしまいにはま....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
写真は……」 「又もとの通りに畳んで、化粧箱の中へ返しておきました。けれどもその後船の中でもう一度、もっとハッキリ写そうと思って探した時には、もうどこにもなかっ....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
と、塩漬けの肉が三樽、それから極めてわずかのコーヒーの実と、砂糖とがある。また、後船鎗と戸棚の中とに、鮭の鑵詰、スープ、羊肉の旨煮、その他のご馳走がある。しかし....
私本太平記」より 著者:吉川英治
仏陸奥守さまでもどこの陣地でもかまわねえ。……そしたら高札どおり、その首はすぐ丹後船井ノ庄一郡とお引き替えだ。たちどころにおれは地頭、てめえも侍分にして、一生末....
私本太平記」より 著者:吉川英治
感謝が見える。それだけで、彼は充分、満足だった。 ――世上、この人の首には、丹後船井ノ庄で一郡という懸賞がひろく言いふらされている。 その首は彼の前にあった....