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後記
「後記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
後記の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「誘惑」より 著者:芥川竜之介
。顋髯を生やした主人の顔は紅毛人の船長と変りはない。
* * * * *
後記。「さん・せばすちあん」は伝説的色彩を帯びた唯一の日本の天主教徒《てんしゅき....
「喝采」より 著者:太宰治
われたくなくて、ただそれだけの理由でもって、むりやり四号印刷して、そのときの編輯
後記、『今迄で、三回出したけれど、何時《いつ》だって得意な気持で出した覚えがない....
「佐渡」より 著者:太宰治
っている女中さんに小声で言った。 女中さんは黙って首肯《うなず》いた。 (作者
後記。旅館、料亭の名前は、すべて変名を用いた。)....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
居る。清洲会議の外交戦に勝った秀吉は茲に全く実力の上で、天下を取ったわけである。
後記 この合戦記を作るに際して、 『余呉床合戦覚書』及び『別本余呉床合戦覚書』....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
壁越しに聞き、尤もだと思ったと云うが、まことに朝鮮出兵失敗の根幹を指摘している。
後記 この物語を作るに際して参照した書物は次の如くである。 天野源右衛門....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
た。 その数が日に殖えて、日本に於けるカソリック教復活の先駆を成したのである。
後記 この物語を作るに際し参考としたものは次の如し。 島原天草日記 松平....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
を打たれやしないぞ。まず、あいつらの心臓を串ざしにしなきゃ置かないんだ!」 ――
後記―― 半分しか肉がついていない五名の兵士は、「名誉の戦死」ということになっ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
第二の男は語る。 「次へ出まして、わたくしは『捜神
後記』のお話をいたします。これは標題の示す通り、かの『捜神記』の後編ともいうべき....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
しろくも思うものである。実際科学の巻物には始めはあっても終わりはないはずである。
後記 ルクレチウスの書によってわれわれの学ぶべきものは、その中の具体的事象の知....
「『井伏鱒二選集』後記」より 著者:太宰治
重ね、とうとう第二巻はこの十三篇というところで折合がついたのである。 第一巻の
後記にも書いておいたはずであるが、私はこの選集の毎巻の末尾に少しずつ何か書くこと....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
を、獅子の活力と精神力とを、自然に周遍する白象の托胎性を、ここに斉しく崇め奉る。
後記 『藝林間歩』に「黙子覚書」を寄稿し、十回に及んで一先ず完了を告げた。完了と....
「僕の読書法」より 著者:織田作之助
卑しい愚者だけの持つものだろうか。そうとも思えない。例えば作家が著作集を出す時、
後記というものを書くけれど、それは如何ほど謙遜してみたところで、ともかく上梓して....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
事を思い出します。 翌十三年十月全集の第二巻が出ました時、平野氏の書かれた編纂
後記に、 本書第一巻を出してより一年有半、蒐集及整理|漸く終を告げ、今や本巻|並....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
く引立ったことは事実だ。(ところが、この二店ともその後間もなく閉されて了った――
後記) 酒屋の万長、紙屋の相馬屋、薬屋の尾沢、糸屋の菱屋、菓子屋の紅谷、果物屋....
「茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
うのがある。この歌の中の「悲しきことも」とあるのは、茂吉が、その頃の或る歌集の「
後記」のなかに、「この両年は実生活の上に於いて不思議に悲歎のつづいた年であつた。....