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「後談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

後談の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
は、求馬《もとめ》左近《さこん》甚太夫《じんだゆう》の三人の遺髪がはいっていた。後談 寛文《かんぶん》十一年の正月、雲州《うんしゅう》松江《まつえ》祥光院《....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
元就《もとなり》でなければ、人物が無いと思っている者たちのために、もう少し永徳の後談《ごだん》を語らなければならない。永徳の時代、友松《ゆうしょう》のあったこと....
」より 著者:岡本綺堂
がある。」と、老人はまじめに言い出した。「年寄の話はとかくに因縁話になるが、その後談を聴いてもらいたい、今の一件は天保三年正月の出来事で、それはまあそれで済んで....
月の夜がたり」より 著者:岡本綺堂
、これだけのことならば、単にこんな事があったという昔話に過ぎないのだが、まだその後談があるので、文明開化の僕もいささか考えさせられることになったのだ。 梶井は....
女侠伝」より 著者:岡本綺堂
そのあとを催促するように訊いた。 「そうすると、その話は済まないのかね。何かまだ後談があるのかね。」 「大いにあるよ。後談がなければ詰まらないじゃないか。」と、....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
嘆の七十回本『水滸伝』を難じて、『水滸』の豪傑がもし方臘を伐って宋朝に功を立てる後談がなかったら、『水滸伝』はただの山賊物語となってしまうと論じた筆法をそのまま....
式部小路」より 著者:泉鏡花
いのですけれども、実に腸九廻するの思いで聞くに堪えん。が、そこで。」と問掛けて、後談を聞くべく、病室の寝床の上で、愁然としてまず早や頭を垂れたのは、都下京橋区尾....