徒者[語句情報] » 徒者

「徒者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徒者の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
村の怪談」より 著者:田中貢太郎
できないか、武士の風上にも置けない奴、せいばいして姫の仇を執ってやる」 国主は徒者の一人に持たしてある刀を執って、それをすらりと抜いた。若侍はせめて殿様の手討....
変な男」より 著者:豊島与志雄
八畳の座敷でしょう。それが、壁一重越しで、縁側続きなんだから、まるで私はあの人の徒者といったような感じです。向うの物音が気になって仕方なかったんです。それでも、....
赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
が銀箔のようにあたっていた。 白鞍置いた馬、白覆輪の太刀、それに鎧一領を副え、徒者数人に曳き持たせ、正成は天王寺へ参詣し、大般若経転読の布施として献じ、髯の白....