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従士
「従士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
従士の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
を顧みて叫んだ。「今は各自の命を呉れよ」と云うが早いか栗毛に鞭くれて馳り出した。
従士達も吾劣らじと後を追うて、上野街道忽ち馬塵がうず巻いた。 丸根が落ちた後の....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
居る処を見ると敵軍既に逃げたと覚える、誰か泳いで彼の船を漕ぎ来る者ぞ』と云った。
従士曾根孫六進んで水に入り、一隻を漕ぎ還ったので、次々に船を拉し来って全軍を渡す....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
肩を槍で衝かれた。家臣湯浅覚太夫がその城兵を突伏せたので、危く重囲を脱し得たが、
従士は次々に斃れるばかりである。その処を赤い瓢箪の上に小熊を附けた馬印を押し立て....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
逃出して故郷の大里城に拠《よ》って伊達家に対して反旗を翻えした位だ。そこで政宗の
従士は百騎あったものが三十人ばかりになって終った。 ところへ潮加減を量って法印....