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「得業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

得業の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
でもしばらくの間、御耳を御借し下さいまし。 「私どものまだ年若な時分、奈良に蔵人得業《くろうどとくごう》恵印《えいん》と申しまして、途方《とほう》もなく鼻の大き....
階段」より 著者:海野十三
かった。 2 翌年の春、僕は大学を卒業した。卒業に先立って僕達理科|得業生中の大先輩である芳川厳太郎博士が所長をしている国立科学研究所から来ないかと....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
失礼ながら、あなたはどなたですか。」と、参事官がたずねました。 「わたくしは聖書得業士でして。」と、その男が答えました。 その答で参事官は十分でした。その人の....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
羽子のようなものを頭にかぶり手に棍棒《こんぼう》を持ってまっ裸で歩く蛮人も、この得業士どもほどひどくはない。取るに足らぬ小猿のくせに、尊大で傲慢《ごうまん》で、....
芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
ミンスターの学校で教育を受け、十七、八歳の頃にオックスフォード大学に入り、次いで得業生となり、一六五三年二十一歳で学士(M.A.)となり、これから研究員として四....
西航日録」より 著者:井上円了
十三里は一夢のうちに過ぎ去り、暁窓近く紀南の諸山に接見す。午後、神戸入津。哲学館得業生潮田玄乗氏来訪あり。翌十七日午前上陸、県知事服部一三君および特別館賓伊藤長....
法然行伝」より 著者:中里介山
である。 さて、この勢至丸の生国に菩提寺という山寺があった。この寺の院主|観覚得業《かんがくとくごう》という人は延暦寺に学んだ者であるが、そこでは望みが遂げ難....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
見える。 こん度は最新派の奴と来ているから、 際限もなく増長していることだろう。得業士(廊下を駆け来る。) 門の戸も部屋の戸も開いているな。 この按排なら今まで....