得票[語句情報] »
得票
「得票〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
得票の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
汎で男子、満三十歳以上、而も立候補のために二千円の保証金を供托しなければならず、
得票がその選挙区定員数を以て有効投票数を割った数の十分の一に足りない時は、二千円....
「春遠し」より 著者:宮本百合子
ているし、外人記者も、珍しいこととして注目している。進歩党や自由党の首領たちは、
得票を婦人にくわれたと表現しているのである。 日本の婦人は政治に無関心であると....
「逆立ちの公・私」より 著者:宮本百合子
葉にまさる重さを理解しなければならない。 政党が、公のものであるならば、自党の
得票という私的目的のために、日本人民のおくれた層、封建の陰ふかい地べたから一票で....
「一票の教訓」より 著者:宮本百合子
婦人代議士たちは、いま危険な立場にある。自由党、進歩党の首領たちは、過日「婦人に
得票をくわれた」と表現した。自党から立った婦人代議士に対して、これら保守の党は、....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
こわがって狆に対しても虚勢を張ったことも、英吉利の総選挙を予想して各政党の綿密な
得票表を作っていたことも、その一々に関して、食後から就寝までの数時間を消すに足る....
「選挙殺人事件」より 著者:坂口安吾
ミになるというダラシのない有様になった。 そのうちに選挙が終った。三高吉太郎の
得票一三二。百を越したのはアッパレというべきだ。まさに事もなく終幕となった。 ....
「望郷」より 著者:服部之総
久弥君(日共上川委員長、日農道連委員長)からきいたところでは、彼が立った第二区の
得票数は四年前の五〇%をわずか上まわっていた。そのうち炭山方面はもっとも下まわる....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
本大衆党から公認をうけて深川区から東京市会議員選挙に出て、初めての選挙をやったが
得票数千二百票ばかりで敗れた。 その後昭和五年、当時の東京第四区(本所、深川)....