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御仏前
「御仏前〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御仏前の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
気遣《きづかい》はない、大丈夫だよ、さア姉さん此処《こゝ》へお出で…あのおよしや
御仏前へ線香を上げてなアもうお線香が立たない様だから、香炉の灰を灰振《はいふる》....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
へ半七がぶらりと来た。 「おれは御法事に呼ばれて来たわけじゃあねえが、これはまあ
御仏前に供えてくれ」と、かれは菓子の折を出した。「そこで、今夜は紋七も来るんだろ....
「最後の胡弓弾き」より 著者:新美南吉
」といってきいていた。 年とった女中はそれから、もう一ぺんひっ返して、大旦那の
御仏前《ごぶつぜん》で供養《くよう》に胡弓を弾くことをすすめた。「そいでも、若い....
「取返し物語」より 著者:岡本かの子
婦にしてやろう』 源兵衛『そういう声は、父者の声』 おさき『親が許して夫婦の盃、
御仏前でさすほどに、おくみ坊も早う、こなたへ入るがよいぞや』 (裏の背戸開く) ....
「夫人利生記」より 著者:泉鏡花
ている。 「それはそれは。」 と頷いて、 「また、今のほどは、御丁寧に――早速
御仏前へお料具を申そう。――御子息、それならば、お静に。……ああ、上のその木戸は....