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御初
「御初〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御初の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年時代」より 著者:幸田露伴
る。まだまだ此外に今上皇帝と歴代の天子様の御名前が書いてある軸があって、それにも
御初穂を供える、大祭日だというて数を増す。二十四日には清正公様へも供えるのです。....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
もだまっている。 やっとのことで、大之進が、 「御家老、このお上屋敷は、御当家
御初代の時代から、ずっとここにお住まいになっていたのでございましょうか」 主水....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら、おれが連れて来たという、そんなら手前は飯でも食って待ってろ、いまにお伊勢様へ
御初穂《おはつほ》を上げるからとて、飯酒をたくさんにふるまった。少し過ぎると連れ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
返したようなものです。 「大隅さん、あなたをお名ざしのお客様をお通し申しました、
御初会《ごしょかい》かと聞きますと、そうではないとおっしゃいます、お馴染《なじみ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
見上げておりましたが、すぐまた、筆に墨をなすって、
「かかる時の用にもと、当家
御初代さまの隠しおきたる金子《きんす》、幾百万両とも知れず。埋めある場処は――」....
「人面瘡物語」より 著者:田中貢太郎
あったが、何処かに争われない気品があった。八郎は静に室の端へあがった。 「これは
御初にお目にかかります、承わりますれば、永の御病気とのことでございますが……」 ....