御利生[語句情報] » 御利生

「御利生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御利生の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
がかりで村じゅうのものが引き合った伊勢木を落合川の方へ流したあとになっても、まだ御利生は見えなかった。峠のものは熊野大権現に、荒町のものは愛宕山に、いずれも百八....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
義太夫でも芝居でも見聞をする事は出来やアしない」 布「その桃柳てえ講釈師が金比羅御利生記の読続きで、田宮坊太郎」が子供ながら親の仇を討ちました所の講釈でございま....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
かた御用重なる御重詰御折詰もふんだんに達磨の絵袋売切らし私念願かな町のお稲荷様の御利生にて御得意旦那のお子さまがた疱瘡はしかの軽々焼と御評判よろしこの度再板達磨....
四十年前」より 著者:内田魯庵
士の論旨で、人種改良の速成法として欧米人との雑婚を盛んに高調した。K博士の卓説の御利生でもあるまいが、某の大臣の夫人が紅毛碧眼の子を産んだという浮説さえ生じた。....
遠野物語」より 著者:柳田国男
舞の組ごとに一つずつ備われる木彫の像にして、獅子頭とよく似て少しく異なれり。甚だ御利生のあるものなり。新張の八幡社の神楽組のゴンゲサマと、土淵村字|五日市の神楽....