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御前会議
「御前会議〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御前会議の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
し、公武合体派は参朝を禁ぜられてしまった。 その夜、小御所に於ける王政第一回の
御前会議は、歴史的にも最も意義のある会合で、山内容堂、松平春嶽が大に慶喜のために....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、若年寄から、大目付、勘定奉行、目付の諸役を御用部屋(内閣)に呼び集め、いわゆる
御前会議を開いた。にわかな大評定があった。この外国関係の危機にあたり、その事を担....
「鉄面皮」より 著者:太宰治
うな、人間味を持たせるとかいって、楠木正成が、むやみ矢鱈に、淋しい、と言ったり、
御前会議が、まるでもう同人雑誌の合評会の如く、ただ、わあわあ騒いで怨んだり憎んだ....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
さなければならないのだろう。林房雄は、『群像』十二月の座談会で宇野浩二の「文学者
御前会議」にふれている。 「一般に日本の私小説作家というものは、文学のために人生....
「現代文学の広場」より 著者:宮本百合子
れる。 昨年十二月号『群像』の月評座談会で、林房雄は、宇野浩二の書いた「文学者
御前会議」(文学者が天皇に会ったときの記録)にふれ、宇野という作家の私小説的作家....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
うけましたが、ひきつづきいくつかの形で二・二六実記が出て来たし、丹羽文雄の最後の
御前会議のルポルタージュ、その他いわゆる「秘史」が続々登場しはじめました。なにし....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
」 「まことに天下の大事件で、新聞は記事差止め。密偵は津々浦々にとび、政府は目下
御前会議をひらいております」 いつもながら虎之介の話は大きいが、
御前会議は例外....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
ん”の一の乾分、桜会の咲子さんが厳粛な顔でやってきた。 「今朝の午前三時に終戦の
御前会議がおわりました」 あたしは気のない顔でいった。 「また終戦か。これでも....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
さまのおかげによって凱歌をあげてくださることは、もう目に見えています」伯爵は長い
御前会議が終わるごとに、兄弟のいずれかに手紙で報告した。いつの会議でも、エセック....