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御加減
「御加減〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御加減の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「影」より 著者:芥川竜之介
れど、――御湯は? 婆や。」
「もうよろしゅうございますとも。何ならちょいと私が
御加減を見て参りましょうか。」
「好いわ。すぐにはいるから。」
房子はようやく....
「幽霊妻」より 著者:大阪圭吉
分別も出なかったわけでございます。 ――さて、御帰宅なさいましてから、旦那様の
御加減は間もなくお直りになりましたが、その日から、旦那様の御容子が、少しずつ変わ....
「或る日」より 著者:宮本百合子
。あの――」 何故か、れんはこの時総入歯の歯を出してにっと笑った。 「旦那様の
御加減はいかがでございますかと仰云ってでございます。そして、若しおよろしいような....
「頼朝の最後」より 著者:田中貢太郎
程のことはないから、このことは他へは口外してはなりませぬ、上様は落馬以来、すこし
御加減にすぐれない処があるが、今までお話しなされておって、すこしも変ったことはな....