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御古
「御古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御古の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
思想界を取り締らしめんとて、さてこそ合祀を一層励行すといえど、本県ごとき神武帝の
御古社を滅却したり、新宮中の諸古社をことごとく公売したりせるのちに、その地より六....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
あるがね」 「何が」 「阿爺は年寄の癖に新らしいものばかり着て、年の若いおれには
御古《おふる》ばかり着せたがるのは、少し妙だよ。この調子で行くとしまいには自分で....
「明暗」より 著者:夏目漱石
と説明も何も加えなかった。
「布《きれ》は買ったのかい」
「いいえ、これあたしの
御古《おふる》よ。この冬着ようと思って、洗張《あらいはり》をしたまま仕立てずにし....